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【2024年新形式完全対応】英検2級要約問題完全制覇マニュアル【練習問題アリ】

英検2級模範解答完全制覇マニュアルサムネ

英検2級の新形式要約って何!?

IT企業に入社してはや数年、英語のドキュメントを読むのが苦手でしんどい・・・

円安だし、英語ができるようになったらもっといい条件で働けるかもしれないから勉強したい。でもTOEICは難しそうだしまずは英検2級を受けてみようかな。

でも、英検2級は最近形式が変わって要約問題が追加されたらしい・・・
どうしよう、難しいのかな?どうやって対策したらいいんだろう。

ぷーしま先生と
でぶねこ

そんなあなたに今回は英検の新形式「要約問題」の攻略法をお話しします。

この記事を読むメリット

まだ参考書が少ない英検2級の要約問題の攻略法がわかる

要約問題に特化した攻略法を詳しく解説します。効率よくスキルを習得し、試験で高得点を狙いましょう。

おすすめの教材と勉強法がわかる

どの教材が効果的か、どのように勉強すればよいかを具体的に紹介します。忙しいあなたでも取り組みやすい勉強法を提案します。

練習問題と模範解答つき!

実際の試験を想定した練習問題とその模範解答を提供します。これを使って実力を試し、自己評価を行うことで、確実にスキルアップが図れます。

この記事を書いた人

ぷーしま先生-パーソナル英語コーチ
早稲田大学卒・TOEIC910点・元SE

高校時代よりうつ病を抱え留年、浪人を経験するも独自の

【寝ながらTOEIC勉強法】
半年で450点→810点
までアップ。

都心の有力IT企業に就職に成功
その後独立起業しTOEICコーチに。

要約問題とは

2024年5月に行われた第1回の英検から新たな問題形式が導入されました。

大問4は、英文要約問題です。150語程度の、社会や生活に関する英文を読んで、45~55語のサマリー(要約)を作成します。目標解答時間は約15分です

英語の友 【2024年新試験対応版】英検2級ライティングの問題と解答のコツ・ノウハウ より引用
英検2級要約問題サンプル
英検公式サイトより引用

英検2級英作文 採点のポイント

要約問題で高得点を取るには、
どこを見て点数が付けられるかを
理解して、そのポイントを押さえた解答を作ることです。

ぷーしま先生と
でぶねこ

ポイントを押さえれば書くスピードも格段に上がるよ!

以下は英検公式が発表している
ライティングの採点基準です。

それぞれの観点が0〜4点の
合計16点満点で評価されます。

英語の友 【2024年新試験対応版】英検2級ライティングの問題と解答のコツ・ノウハウ より引用

観点1 : 内容

課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか

英検2級の要約問題では、
自分の意見を明確に表現し、その理由をしっかりと説明することが大切です。

意見はさまざまな視点から考え、説得力のある説明を加えることで高得点を狙うことができます。

例えば、理由を述べる際には
「環境に良いから」や「健康に良いから」といった単純な説明だけでなく、

具体的なメリットや効果を詳しく書くことが重要です。

「環境に良いことでどのような利点があるのか」、「健康に良いことが具体的にどのような結果をもたらすのか」

といった具体例を挙げることで、評価をさらに高めることができるでしょう。

観点2 : 構成

英文の構成や流れがわかりやすく
論理的であるか

自分の意見やその理由を明確に示すために、接続詞やディスコースマーカーと呼ばれる文の流れを示す表現を活用しましょう。

これらの表現を使うことで、
要約問題全体の構成がより分かりやすくなり、読者にとって読みやすい文章になります。

例えば、「furthermore(さらに)」「on the other hand(一方で)」「therefore(したがって)」などの接続詞を使うと、情報の展開がスムーズに伝わります。

これにより、要約問題で高評価を得ることができるでしょう。

観点3 : 語彙

課題に相応しい語彙を
正しく使えているか

同じ表現を繰り返すと、
減点される可能性があります。

文章を書く際には、同じ単語を使わずに、類義語や異なるフレーズを用いることで、言い換え(パラフレーズ)を行いましょう。

これにより、文がより洗練された印象になり、評価が高まります。

例えば、「important(重要な)」という単語を使う代わりに、「crucial」や「vital」といった異なる表現を使用することで、文章に多様性を持たせることができます。

観点4 : 文法

文構造のバリエーションや
それらを正しく使えているか

同じような文法を繰り返し使うのではなく
バリエーションをつけて表現するとGOOD!

文が洗練されるとともに、読みやすく
伝わりやすい文章になります。

例えば能動態(普通の文)を受動態(受け身)に書き換えてみると、文に変化がつけられ洗練された印象を出すことができます。

例文
  • 能動態:「The company released a new product.」
  • 受動態:「A new product was released by the company.」
ぷーしま先生と
でぶねこ

ポイントを押さえて効率的に攻略しよう!

英文要約問題 攻略法

英検2級の英文要約問題では、150字前後で3パラグラフの問題を約3分の1にまとめます。

ステップ①各段落の要点をつかむ

まずは各段落の要点をつかみます。
その際ディスコースマーカーに注目すると構造が見えてきます。

ディスコースマーカーの例

  • 順接・添加
    therefore(したがって)
    additionally(さらに)
    moreover(さらに)
    furthermore(その上)
    in addition(加えて)
    also(また)
  • 逆接
    however(しかしながら)
    but(しかし)
    nevertheless(それにもかかわらず)
    nonetheless(それにもかかわらず)
    yet(それでも)
    still(それでも)
  • 対比
    on the other hand(その一方で)
    in contrast(対照的に)
    conversely(逆に)
    whereas(である一方)
    while(だが一方で)
    alternatively(代わりに)
  • 結論
    as a result(その結果)
    consequently(その結果)
    therefore(したがって)
    thus(したがって)
    hence(したがって)
    accordingly(それに応じて)

英検公式のサンプル問題を使って実際に見てみましょう。

When students go to college, some decide to live at home with their parents, and others decide to rent an apartment by themselves. There are other choices, too. These days, some of them choose to share a house with roommates.
What are the reasons for this? Some students have a roommate who is good at math or science and can give advice about homework. Other students have a roommate from abroad and can learn about a foreign language through everyday conversations. Because of this, they have been able to improve their foreign language skills.
On the other hand, some students have a roommate who stays up late at night and watches TV. This can be noisy and
make it difficult for others to get enough sleep. Some students have a roommate who rarely helps with cleaning the house. As a result, they have to spend a lot of time cleaning the house by themselves.

2024年度実用英語技能検定(英検)英検2級要約問題サンプルより引用

第一段落ではテーマが語られています。
今回のテーマでは”These days, some of them choose to share a house with roommates.”「最近ではシェアハウスをする人もいる。」この箇所がメインのトピックです。

次の段落では、”What are the reasons for this?”とあるのでここから根拠が語られて行きます。

“Some students have a roommate who is good at math or science and can give advice about homework.”

「数学や科学が得意で宿題についてのアドバイスができる生徒がルームメイトにいる生徒もいる」とあり、この段落では【ルームシェアのメリット】が語られていることがわかります。

someはディスコースマーカーの一種で
「〜をする人もいる」と訳すとうまく行きます。

また、多くの場合後ろにothersから始まる文があり、Some〜,others…「〜する人もいれば…する人もいる」という流れを予測することができます。

次に注目するのはディスコースマーカーの”On the other hand”「一方で」です。

これは対比を表すサインなので
後ろの文は前の段落の反対の内容が書かれるはずです。

つまり、内容を完璧に読解できなくても
メリットの反対、つまりデメリットが書かれていると予想することができますね。

内容を読んでみると
This can be noisy and make it difficult for others to get enough sleep.
「これが他の人が十分な睡眠をとることを難しくしている」

と、案の定デメリットの内容になっています。

その次に出てくるAs a result「その結果」もディスコースマーカーで、前に述べたことの結果を導きます。

今回は、

Some students have a roommate who rarely helps with cleaning the house.
「家を掃除することを滅多に手伝わないルームメイトがいる生徒もいる」

とあり、As a result「その結果」
they have to spend a lot of time cleaning the house by themselves.
「家を自分で掃除するのにたくさんの時間が必要になる」

というデメリットの具体例になっています。

ここで一度内容を整理すると

①テーマの提起

↓↓↓↓↓

②メリット

↓↓↓↓↓

③デメリット

この3つのブロックで文が構成されていることがわかります。

英検2級の要約問題は150語の長文を45語〜55語にまとめれば良いので要約をする際には

それぞれのブロックから1つずつポイントをまとめればクリアできます。

ぷーしま先生と
でぶねこ

「1段落の内容を1文に」を意識して解答を作ろう!

英文要約問題 解答テクニック3選

英検2級の英文要約問題では
150ワード程度の3つのパラグラフ(段落)
からなる英文を約3分の1(45〜55ワード)
にまとめる問題です。

目安の解答時間は15分
10分でまとめ5分で見直しや修正を行いましょう。

一番簡単なのは
「元の英文の表現を言い換え、元の英文の順番で要約」する方法です。

段落ごとの一番重要な内容を表す
トピックセンテンスを見つけ出し
その文をもとに言い換え(パラフレーズ)
原文の流れと同じ順番でそれらを並べるのが基本戦略になります。

英文要約テクニック

①各パラグラフのトピックセンテンスの内容をパラフレーズ(言い換え)する。

②作った文を確認して、テーマ→良い面→悪い面と言う流れになっているか確認する。

③流れが唐突になっていたり、文のつながりがわかりにくい箇所をディスコースマーカーでつなぐ。

この型を脳に刻み込んでおけば
ハイクオリティな要約文を安定して作ることができるようになります。

ぷーしま先生と
でぶねこ

型とテクニックをマスターしてサクッと仕上げよう!

①パラフレーズ(言い換え)を駆使する

先ほどお話ししたように
英検要約問題で高得点を取るのに一番簡単な方法は
「元の英文の表現を言い換え、元の英文の順番で要約」
することです。

ここでは、具体的なパラフレーズ(言い換え)のアイディアについて
お話しします。

1. 同義語を使う

同義語とは「違う単語だけど意味が同じだったり似ている語句」です
例えば、日本語で言うと「買う」と「購入する」
はほぼ同じことを言っていますよね。

この言い換えを英語でも行うことにより
簡単に洗練された要約文にすることができます。

同義語変換の例

形容詞
happy 「幸せな」 → glad, pleased
important 「重要な」 → significant, crucial
big 「大きい」 → large, huge
small 「小さい」 → tiny, little
動詞
help 「〜を助ける」 → assist, aid
make「〜を作る」 → create, produce
名詞
job 「仕事」 → work, occupation
problem 「問題」 → issue, difficulty
熟語
decide 「〜を決定する」 → make a decision
improve「〜を改善する」 → make better

2. 文構造を変える

Ⅰ. It to構文に書き換える

It to構文とは形式主語構文とも言われ
Itを仮主語として置いて主語であるto不定詞のカタマリを
文の後ろに回す構文です。

元の文:
“Solving the problem was difficult.”

It to構文:
“It was difficult to solve the problem.”

Ⅱ. 名詞構文を使う

名詞構文とは、動詞を名詞形に言い換えることで
文を簡潔にしたり、フォーマルでスマートな印象に
変えることができる構文です。

この構文を使えるようになるとかなり英文がネイティブライクになり
高得点を狙える可能性が高まります。

元の文:
“He explained how to use the new software.”

名詞構文:
“He gave an explanation of how to use the new software.”
※explain = give an explanation of〜 「〜を説明する」

Ⅲ. 抽象化する

抽象化というと難しく思うかもしれませんが
実はそこまで複雑ではありません。

たとえば、「彼はリンゴとオレンジとバナナを買った。」
という文があったとしたら

「彼は果物を買った」と抽象化できます。
つまりそれぞれの具体的なフルーツを
「果物」というジャンルにまとめたのです。

こうすることにより、内容を
正確に理解していることのアピールや

文量を圧縮して字数制限内に
収めることができます。

抽象化の例

元の文:
“She bought a shirt, pants, and a jacket.”
「彼女はシャツとパンツ(ズボン)とジャケットを買った。」

抽象化文:
“She bought clothes.”
「彼女は服を(複数)買った。」

元の文:
“He visited France, Italy, and Spain during his vacation.”
「彼は休暇の間フランス、イタリア、
そしてスペインを訪れた」

抽象化文:
“He visited several European countries during his vacation.”
「彼は休暇中にいくつかの
ヨーロッパの国を訪れた」

元の文:
“The library has books, magazines, and newspapers.”
「その図書館には本や雑誌や新聞がある」

抽象化文:
“The library has various reading materials.”
「その図書館には多くの読み物がある」

元の文:
“They discussed the project timeline, budget, and objectives.”
「彼らはそのプロジェクトの
タイムライン、予算、そして目的を議論した」

抽象化文:
“They discussed the project details.”
「彼らはそのプロジェクトの詳細について議論した」

②要約文の流れが正しいか確認する

要約文が出来上がったら、必ず見返して論理が通っているか流れを確認しましょう。

英語を書くことは思った以上に脳のリソースを使うため、木を見て森を見ず状態になりがちです。

必ず一度時間を取って論理の流れに矛盾点や抜けがないか確認しましょう
このワンステップを挟むことで、ミスが格段に減ります。

「そんな時間ないよ!」と思われるかもしれませんが、むしろ見直しの時間まで織り込んで解答を作る必要があるのです。
繰り返し練習すれば必ず間に合うようになりますよ。

ぷーしま先生と
でぶねこ

見直しは超大事!

③要約文にディスコースマーカーを使い整える

要約文の論理構造に問題がないことが確認できたら、最後に接続詞やディスコースマーカーを加え、読みやすい文に整えてあげましょう。

ここまでできれば確実に合格点を超えられます!

練習問題

工事中

英検2級要約問題のおすすめ教材

改訂版 直前1カ月で受かる 英検2級のワークブック

元東進衛生予備校の英語講師現在は英語系YouTuber森田鉄也先生と東進現役講師、英検1級、TOEIC満点など難関資格多数保有の武藤一也先生の著書です。

英検要約問題は2024年現在始まったばかりで、まだ詳しい対策のテキストが少ない中、要約問題の対策と練習問題が丁寧に解説されている貴重な一冊です。

特に、世間で出回っている要約問題が少ない中、オリジナルの問題を含めたトレーニング問題とその解説がついている点は非常にありがたい一冊と言えます。

著:武藤 一也, 著:森田 鉄也
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工事中(順次追加予定)

まとめ

今回は2024年5月からスタートした新形式英検2級の英文要約対策についてお話ししてきました。

英文要約問題の目安解答時間は15分(解答10分、見直し5分)

解答のテクニックは
①各パラグラフの内容をパラフレーズ(言い換え)して書く
②要約文の論理の流れをチェックする
③最後にディスコースマーカーを追加する

以上を意識して演習を繰り返せば必ず合格レベルの答案を書くことができます。

要約問題は普段からのフレーズのストックや書き方のコツの学習が非常に重要です。
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ぷーしま先生でした、またね!